ぴったりフィットするフェイスマスクを作ってみた

社内設備でカスタムフィット製品を試作

こんにちは、営業企画課の鳥居(とりい)です。

鳥居鳥居
大阪本社、営業部企画課。広報物製作を補佐的に進めています。
修行中の身です。絶賛展示会の準備中です!

いよいよ来週に開催される『MEDIX関西』に展示するサンプルとして、個人の顔の形状にフィットするフェイスマスクを作ることにしました。
スポーツ選手が鼻や頬を骨折したときに装着する保護具ですね。

では「誰の」フェイスマスクを作るか、ということになります。
そこで堤さんに日本人離れした美人を紹介してもらうことになりました。

この方です。

mask_mannequin

断じて人ではありませんが、人型なので良しとしましょう。
成人でこれほど顔の小さい方はそういないと思いますが・・・。
しかし、だからこそリバースエンジニアリングの工程が活きます。

早速、顔面形状を3Dスキャンしてもらいます。

藤中さん、美人の顔をスキャンしてほしいんですけど。

おぉん。えぇよー。(マネキンやないか…裸体やし…)

藤中藤中さん
大阪本社、技術部。主に検査測定器や3Dスキャナを担当。
スキャニングの受託サービスにも日々取り組み中。

マーカー貼るの、なんか可哀そうやし…
『Go! SCAN3D』を使ってやってみよう。

Goscan3Dによるスキャン

なるほど、Go!SCAN3Dならマーカー不要で3Dスキャンが可能ですね!
(それにしても逆さまで固定されているのも少し可哀そうな気が…)

30分後

おまたせー。できたよー。

スキャン中

ばっちりスキャンできています!

3Dスキャンデータを基に3Dモデリング

つづいてモデリングですね。
顔の3Dデータをもとに、ぴったりとフィットする形状にデザインしてもらいます。

足立さん、モデリングの技術を存分に発揮して今すぐにデータを作ってください。

足立正面足立さん
大阪本社、技術部。主にCTスキャンや付随するソフトウェア、
モデリング業務を担当する。

そ、それほどでもないけど…まぁいいよ(照
これがラフスケッチです。

ラフスケッチ

このスケッチ通りだとバンドを留める位置がギリギリだね…。
他にも修正が必要そうだから、こっちで調整しておくよ。
わぁ、さすが!設計提案までしていただけるなんて!お願いします!

モデリング中

90分後

できたよ(ドヤ

モデリング完了

おぉ、イメージ通りだ!目の周りも無駄なエッジが立たないように調整してもらいました。

さて、いよいよ造形へ

李さん、守りたい人がいるんです。
わかっておる。Fortus450mcを使うと良い。
実際の製品でも使われているABSでお願いします。

4時間後

完成じゃ

サポートを除去して、留めゴムをつければ完成です。

装着

完成

超小顔でもぴったりのフェイスマスクが作れました。
本来はクッション材を取り付けるなどして衝撃を吸収する構造のようです。

カスタムフィットのサンプルとしてはなかなかの出来栄え!

僕の彼女

2月15日から3日間開催されるMEDIX関西に、彼女を連れていきます。
皆様ぜひ会場でお会いしましょう。