砂型造形での型作成と社内鋳造
こんにちは営業企画課の堤です。
砂型3Dプリントで風鈴の社内鋳造にチャレンジ[第2回]です。
[これまでのまとめ]
社内が暑いため、わびさびある涼しさを求め真冬にもかかわらず風鈴の社内鋳造を画策!
風鈴のデータを作成し、砂型3Dプリンタで造形を行っていました。
ここからいよいよ造形完了です!
造形完了!
造形終わりましたよ!
えっ!?砂しかないじゃないですか?
一層一層重ねるからできあがりは砂に埋もれてるんです。今から取り出しますよ。
よし、早速型を合わせましょう!
まだですよ!このままでは強度不足なので恒温機で加熱して硬化させます。
――焼き入れ完了、型合わせも終えればあとは鋳造だけです。
これで鋳造に移れますよ!でもどうやって社内で鋳造するんですか?
確かに、どうするんでしょう…。
・・・(大丈夫かなこの先輩)
それでは鋳造へ!
澤田グループ長、型ができましたよ!でも、どうやって鋳造しましょう
なるほど、融点約70℃故に特別な産業設備も不要!家庭用のカセットコンロ等で温めて簡単に溶かすことができ、しかもすぐに固まるため、切削時の固定治具等に最適な低融点の金属ですね!
えらい流暢だなぁ、よしやってみよう!
おぉ、簡単に溶けますね!すごいですね!
鋳込むぞ!
(聞いてくれない…)
澤田グループ長、手元に迷いがありましたね。緊張しました?
やかましい、とりあえずあとは冷えるのを待って型をばらそう
いざ型ばらし
そろそろ冷えたんじゃないですか
そうだね、ばらそうか。
澤田グループ長、結構時間かかりましたね
やかましい、造形物がしっかりしてて硬いんだよ。
なるほど、でも仕上がりは予想してたよりキレイですね!ありがとうございました。
風鈴を作る
同時に鋳造していたリングを使って風鈴を作ります
できたぞ! わびさびのかたまりじゃないか。
あいにく風に恵まれない日でしたので、サーキュレータで風をつくります。
…おわかり頂けただろうか。
風音の中かすかに聞こえる“コッ”
薄々勘付いていました…。
今回使った低融解点金属は風鈴で用いられる金属に比べやわからいため、
理想的な音色は出ないのです。
鈴を使います
これではっきりと音が聞こえました
わびさびも何も…もはや風鈴じゃないだろ、これ
…まぁまぁ、ジングルベルということで