HOME > 高まる品質管理の重要性 測定機器導入のポイント
品質管理の重要性

製造業を取り巻く環境の変化と品質管理の在り方

日本の製品はその品質の高さから、世界からも強い支持と評価を受け続け、
現在も信頼を得ていることに変わりありません。
しかしながら、熟練者の退職による現場の人材不足や技術継承の難しさ、
第四次産業革命など、日々変化していく環境の中で、
日本の製造業にはこれまで以上の厳正な品質管理が求められるようになってきています。

「強み」に感じていながらも
「課題」として認識されている品質管理の現状

2017 年末に経済産業省がアンケート調査を行い、「製造の現場力の強み」と「製造の現場力維持・向上に関する課題」について尋ねたところ、次のような回答結果が得られました。

「強み」に感じていながらも「課題」として認識されている品質管理の現状

「製造の現場力の強み」として多く挙げられていた項目は、第1位の回答結果・上位3位の回答の累計結果ともに「ニーズ対応力」、「試作・小ロット生産」、「品質管理」、「短納期生産」などでした。 その中でも「品質管理」は、多くの企業で「現場力の強み」として認識されながらも、一方で「製造の現場力維持・向上の課題」としても捉えられているという、相反する結果となりました。

品質管理の重要性の再認識が必要

検査工程の現状と認識

取引先との長期的な取引関係と信頼関係を前提とした、「品質への過信」や、「直接の顧客から理解が得られれば良い」
という認識が、企業の風潮として残ってしまっていることはありませんか?
このような品質管理への認識の甘さは、後々大きなトラブルや信頼を損なう結果に繋がりかねない問題です。
経営陣や現場に立つ担当者だけでなく、会社全体として、品質管理の重要性に対する認識を改めることで、
今後の具体的なアクションに結び付けていくことが、重要なポイントです。

しかし、同じく経産省のアンケート調査においては、出荷前検査状況のデータ化や見える化、IT化を実施している企業は
わずか9%という結果に。 その一方で、約半数の企業が「可能であれば実施したい」と回答しています。

そこには、検査工程の必要性を感じていても、検査設備の導入や管理体制の構築へと踏み切ることが難しいという
現状が見受けられます。

検査工程の導入の実情

分かっていても、なかなか導入が進みづらい検査測定機器

設備投資の優先は「生産性の向上」

それでは、多くの企業が品質管理に関心を寄せているにもかかわらず、
なぜ検査・測定機器の導入に踏み切れない企業が多いのでしょうか。

製造業全般にいえることは、やはり ”つくってなんぼ” の世界。
いかに効率よく生産数を伸ばし、コストを抑えて製造できるか、という視点から、
生産能力の高い設備の増設や置き換え、材料や工程の歩留まり改善を検討することは、よくありますよね。
上記のような製造に関する投資が優先されるのは、当然のことでしょう。

しかし、品質保証体制の強化が、市場から求められるようになってきています。
品質保証の体制構築・導入が難しいと多くの企業が感じている今こそ、自社の加工品質を証明する体制や
安全に出荷する検査体制を整えることで、競合他社との差別化にもつながといえるでしょう。

製造の技術力に加え、「検査・計測」の付加価値を提供

検査・計測業務の高付加価値化

検査の目的というと「製品の合否を判定すること」「不良品を発見し取り除くこと」というイメージがありますが、
最大の目的は、
「不良があれば原因を見つけ、その工程を修正し、不良発生の再発を防止する」ことです。

検査の中にもいくつかの段階があります。
・受入検査:供給された原材料や部品、製品等を受け入れる段階で行う
・工程間検査:不良が次工程に持ち込まれることや、加工後に損失が大きくなってしまうことを防ぐ目的で行う
・製品検査:製品が購入者・消費者に渡る前の最後の砦として出荷前に行う

これらの各検査においては、ただ「見る」「測る」だけでなく、
検査項目や記録方法、検査設備の確認方法等を事前に明確化しておくことが重要です。

こうして検査体制を強化することで、製品の合否判定や不良の発見だけでなく、
ライン全体の生産性を向上させることや、今後の指針を策定することが可能になります。
検査体制を強化することで、新たな付加価値を生み出すことにも繋がるのです。

そして検査体制の強化を進める際に重要となるのが、各検査に適した製品を選定することです。
まずはそれぞれの検査の目的や検査の対象・条件などを確認し、
その上で実際に機器を見学・選定することが望ましいでしょう。

目的・用途に応じた製品の選択を

最適な製品の選定こそが生産性向上のカギ

検査・測定は、目的・内容・対象・条件などによって、それぞれに適した製品があります。
設備の性能を無駄にせず最大限に活用するために、最適な検査・測定装置を選ぶことが大切です。

合否判定・有無チェックをしたい … 外観検査ツール
実体顕微鏡なのに覗き込まずに観察 「Mantis(マンティス)」
mantis

Mantisは作業者の作業効率向上を追求した3D実体顕微鏡です。 レンズと目を密着させる必要のない独自のアイピースレス設計により、長時間の使用でも 疲れにくく、効率的な検査工程を実現します。
また、手元を拡大しながらの作業性にも優れており、微細なハンダづけ作業やポケット部分のバリ取り作業にも効果を発揮します。

Mantis詳細はこちら

光学+デジタルで多彩なズーム領域 「EVO CAM(エボカム)」
EVO Cam Ⅱ

EVOCAMは、光学ズームとデジタルズームを併せ持つデジタル顕微鏡です。
フルHDのカメラ解像度で高画質にワークの観察が可能です。
観察状態を画像データに保存可能なので、情報共有のためのレポート作成や、
高い倍率を活かした異物検知検査などに活用されます。

EVOCAM詳細はこちら

現場ですぐに撮像&簡易計測 「Camβ(カムβ)」
Camβ

Camβは、手軽に現場に持ち込んで観察&画像保存が可能です。定期的な巡回検査や動かすことが困難なワークの外観検査に最適な携帯性の高いデジタルルーペです。
また、焦点距離と画像ピクセル寸法から呼び出す簡易的なデジタルノギス機能を搭載し
撮像してから寸法を確認することができます。

CAMβ詳細はこちら

数値データに残す測定をしたい … 画像測定器/測定顕微鏡
検査と測定を卓上で両立!測定顕微鏡 「Swift Pro(スウィフトプロ)」シリーズ
Swift PRO

Swift-Proは、光学顕微鏡と画像測定システムを1台に集約した測定顕微鏡です。
デジタル処理映像では確認しづらかった金属部品やエッジの取りづらい透明・黒色ワークなどを、特許技術の[Dynascope🄬]を適用した光学レンズを取り入れ、観察・測定が可能。
画像測定と光学測定の両方を、スムーズに切り替えて常に最適な測定方法を選択できます。

Swift-Proシリーズ詳細はこちら

CNCステージを搭載し自動測定を実現した画像測定機「FALCON(ファルコン)」
FALCON

FALCON(CNCモデル)はシンプルな測定から高精度加工部品の測定までフレキシブルに対応できる機能を備えた3軸画像測定機です。繰返し精度の高いCNCステージにより、多ポイントの自動測定を実現。専用ソフトウェアM3の直感的操作で、測定の効率を妨げません。
専用PCはwindowsベースですので表計算ソフトウェアやネットワークプリンタとの接続が可能で、取得したデータを別のPCへ持ち出さずに検査証の作成などが可能です。

FALCON詳細はこちら
三次元曲面の評価・計測をしたい … 3Dスキャナ
連続検査の自動化を実現可能な3Dスキャナ「Solutionix」シリーズ
SolutionixC500

Solutionixシリーズは、全シリーズに2眼カメラレンズと自動回転テーブルを搭載し、あらゆる角度からの3次元データの取得が自動的に可能な3Dスキャナです。カメラとテーブルの軸同期制御により、スキャン後のデータ位置合わせまでも自動で実行可能です。別途3Dデータ計測ソフトウェアとの連動により、同形状の曲面連続検査が、ワークを置き換えてスタートするだけの簡単操作で自動化できます。

Solutionixシリーズ詳細はこちら
大型ワークに適したハンディタイプの3Dスキャナ「HandySCAN」
SolutionixC500

HandySCANは携帯性に優れ、現場から持ち出せない大型ワークや重量物、スペースの限られた作業環境に最適なハンディタイプの3Dスキャナです。取得したデータは画面上にリアルタイムに表示され、取得箇所を確認しながらスキャン作業が可能です。広範囲モードと高精度スキャンモードを切り替え可能で、少し深いポケット部分など従来苦手とされてきた部分へのスキャンアにも対応可能です。

HandySCAN詳細はこちら