アメリカの調査会社IDTechEXが、メタル3Dプリンター市場がアディティブ・マニュファクチャリングの分野で今後最も成長すると予想したレポートを発表した。レポートによると、メタル3Dプリンター市場は今後年率48%の成長率で、メタル3Dプリンター用素材市場は32%の成長率でそれぞれ成長が期待出来るという。
同レポートはまた、メタル3Dプリンターは製造業を中心に完成品部品の製造に使われるケースが増え、導入が進むとしている。特に航空宇宙産業とバイオメディカル産業でメタル3Dプリンターの導入が進むとしている。
レポートではメタル3Dプリンター活用事例として航空機用エンジン製造GEエビエーションを取り上げ、同社では2020年までにメタル3Dプリンターで製造される部品点数が10万点に達するとしている。同社ではハイエンドメタル3DプリンターEOSM280を中心にメタル3Dプリンターに今後35億ドル(約3,570億円)を投資するとしている。