米ゼネラルエレクトリック(General Electric:GE)は、ドイツの金属3Dプリンタメーカーであるコンセプト・レーザー社の株式75%を取得することで合意した。
3Dプリント事業を拡大する戦略の一環で、取引額は約6億ドル。
GEは本年9月に、アーカム、および、SLMソルーションズの株主に対してTOBによる買収を提案、当初はSLMソルーションズの取締役も買収に前向きだったが、同社の筆頭株主であるヘッジファンド、エリオット・マネジメントが提案を拒否し買収は失敗に終わっていた。
コンセプト・レーザー社はSLMソルーションズの直接的な競合企業であるが、2015年の売上が前年比154%を記録している成長企業。
GEの航空機エンジンなどの製造能力確保に、金属3Dプリンタ技術の確保は必須であるという戦略が明確となった出来事である。