2024年問題から未来を考える

物流の2024問題があらゆるメディアで取り上げられています。
2024年4月1日からトラックドライバーの年間の時間外労働時間(残業時間)の上限が
960時間までに規制されることによって生じる様々な問題の総称で、
今後の物流業界に大きな影響を与える問題です。

しかし、問題はもっと深刻であることが次のレポートで改めて思い知らされ、衝撃を受けました。

リクルートワークス研究所 古屋星斗氏のWEBレポート 2040年の労働力を俯瞰する― Works未来予測2040より
https://souken.shingakunet.com/higher/2023/10/2040-works2040.html

このレポートには、生産人口減少によって「生活維持サービス、なかでも介護、輸送、
機械運転・運搬、販売が深刻な供給不足に」なる可能性が書かれています。
私たちが今まで当たり前に享受してきた日常生活さえもできなくなるかもしれない
とさえ述べられています。

その中で私たちのお客様の業界に関連する部分では、生産工程においても受給ギャップが
段々と広がっていることが指摘されています。

人口減少は短期的な問題ではなく、長期にわたって続くことが予想されるため、
悲観的な考え方につながりやすいですが、このレポートには問題解決の方向性が
しっかり記載されています。

【1】 徹底した機械化・自動化による省力化の推進が重要
【2】 本業以外の「ワーキッシュアクト」が人々の困りごとを解消する
【3】 シニアの「小さな活動」をいかに拡大していけるか
【4】 企業における業務のムダの削減は待ったなしの急務

この中で私たちが積極的に提案できることは、【1】【2】が主になります。
先ずは、私たち自身が自ら実践し、その実績をもとにお客様に提案していくことで、
より説得力を増すことでしょう。これからも積極的に問題をチャンスに変えていく姿勢を
持ちたいと考えています。