オリジナル未来予想図を考える

冬場に入り新型コロナウィルスが再拡大しています。
このような状況では、今後、社会、世界経済、日本経済、自社業界はどう変化していくのか?を深く考え、変革を着実に実行していくこと以外に方法はないと思っています。
そこでまずは、自らが未来予想図を考えるところから始めることをお勧めします。

私が参考にした本や資料を一部ご紹介しましょう。

①『グレートリセット-ダボス会議で語られるアフターコロナの世界』 (クラウス・シュワブ著)
  今回のパンデミックは以前から明確だった社会の変化を更に加速させました。
  その変化とは次の通りであると記されています。
  ・グローバリゼーションの後退
  ・米中のデカップリング(切り離し)
  ・オートメーションの急速な普及
  ・広がる監視社会の懸念
  ・強まる福祉政策への要望
  ・ナショナリズムの高まりと反移民感情
  ・テクノロジーの台頭
  ・企業に求められるネット上の存在感の強化
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社

②ポストパンデミック時代の技術進化を読み解くテクノロジー・ロードマップ2021-2030 全産業編
  未来の「市場ニーズ」が予測され、それを満たすための「商品機能」が定義されています。
  さらにその機能を実現するための「技術」を示すアプローチで技術の進化を予測されています。
https://project.nikkeibp.co.jp/mirai/techroadall/

「グレートリセット」では、世界規模での社会のリセット→産業と企業のリセット→個人のリセットと、社会の変化が階層的に記されており、自分自身に与える影響へと落とし込んでいける内容になっています。

「ポストパンデミック時代の技術進化を読み解くテクノロジー・ロードマップ」は現業の再定義、新製品開発、新規事業、周辺事業への進出を考える上で必要なトレンドの流れがマップ形式になっているのでビジュアル的にイメージし易いです。

私はこうした資料を先に読んでから自らオリジナルの未来予想図を作っています。
予想が外れて、あちゃ~という結果になってしまうこともありますが…。
失敗も活かし未来予想図をアップデートすること、今後も続けて行きたいと考えています。