Windows7の2020年1月サポート終了を間近にして

Windows95などの老朽化したパソコンの修理ができる専門店が毎月100件ほど問い合わせがあり大忙しだという新聞記事を読みました。

生産設備を動かすためのパソコンを新しいパソコンに更新しても制御ソフトが動かないことが理由だそうです。

生産設備とパソコンを同時に更新すれば数千万円の設備投資が必要になります。このような大きな決断がしづらいので、数十万円で済むパソコンの修理を選ぶことになります。

そうした延命処置をしながらサポートが終了したパソコンが国内工場だけでも優に数十万台を超えているとのことです。この状況は、今後のIoT普及や生産性向上を阻む要因にもなりかねないようです。

参照記事(日経新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49128150Y9A820C1TJ1000/

確かに生産設備は30年以上でもメンテナンスできますがパソコンは数年でOSのサポートが切れてしまいます。生産設備を動かす機能だけで言えば最新パソコンにする必要もありませんが、OSやパソコンのメーカーは先端技術、速度追求、セキュリティなどの理由で次々と新製品を送り出している現状です。

しかし、今や世界的に環境問題対策も求められている状況です。パソコンもリサイクル性やリユース性をもっと高めながら、ソフト移行システムや更新しやすい仕組みがもっとよくなればIotやスマートファクトリーの普及も進むと思いました。