これからの経済環境に適した組織形態とは

ラグビーワールドカップ2019日本大会が今年9月にいよいよ開催です。
私達の本社がある東大阪市の花園ラグビー場でも開催されるので地域活性化につながることを願っています。
テレビでは、日曜劇場でラグビーをテーマにした『ノーサイド・ゲーム』の放送が始まり面白くて次回を待ち遠しく思っています。
そこで、ラグビーそのものにも興味が湧き、WEBで調べてみたので紹介します。

■ラグビーの5つの魅力
(1)多様性のあるスポーツ 
「ロック」「ハーフ」「ウイング」「ブロック」という身長、体格・体型・体重に合わせた4つのポジションがある。「走る」「投げる」「蹴る」「捕る」「当たる」「飛ぶ」など、あらゆる動作が含まれている。

(2)全員で守り全員で攻めるスポーツ
15人全員で守って、15人全員で攻めるスポーツで、攻守が目まぐるしく入れ替わる。

(3)迫力とスピード感
大相撲のような「迫力」と短距離走のような「スピード感」を一度に味わえる。

(4)みんなのために尽くす精神
「One For All , All For One(一人はみんなのために みんなは一人のために)」というラグビーならではの言葉がある。

(5)紳士のスポーツ
激しいぶつかり合いが絶えないグラウンド上の格闘技とも言われているが、ノーサイド(試合終了)の笛が鳴れば敵・味方関係なく力の限りを尽くして戦ったお互いを称えあう。

ラグビーは試合をどう進めていくかは現場にいるチームのキャプテンがその場その場で考え決めています。メンバー15人の役割は全員マルチプレーヤーとして試合状況に応じて臨機応変に変わっていきます。

どのようなチームにするかのビジョンはヘッドコーチが決め、試合の直前までメンバーに作戦をしっかり浸透させます。
しかし、試合が始まればヘッドコーチは選手に直接指示を出せないため、キャプテンをはじめとするメンバーに判断が任されます。

このようなラグビーのチーム作りを知り、あるビジネスに関する記事を思い出しました。企業の場合でも、進む方向や戦略は経営トップや事業部門の幹部が示すものの、実際の活動は現場がその都度判断して進めていきます。
「私の担当はここまで」とは言わず、必要に応じて新たな役割を担い、マルチプレイをすることが望ましい姿ではないかと記事には書かれていました。

変化の激しい経済環境においてはピラミッド型組織より、ラグビー型のフラットな経営組織の方が向いていると思います。