エッセンシャル思考の学び

「最小の時間で成果を最大にする」このメッセージは、生産性向上が社会的課題となっている今の日本にとって最も重要なテーマです。

2014年11月「エッセンシャル思考」グレッグ・マキューン(著) 高橋瑠子(翻訳)

この本を改めて読み返し、以前に読んだ時より数倍大きく心に響きました。 本の中ではエッセンシャル思考について下の図のように内容がまとめられていました。 エッセンシャル思考とは本質的要素に絞り込む思考といった意味だといえます。

この本はアメリカ/シリコンバレーのコンサルティング会社THISのCEOが今から5年前に出版した本です。
当時の日本は生産性が低いとは言われていましたが、人手にはそこまで困っておらず労働力でカバーしていた時代でした。しかし、ここにきて人手不足が顕著になり今後も労働人口が減り続けることが確定的になりました。私は今こそ日本人も日本企業もこのエッセンシャル思考を学ぶ絶好のタイミングだと思います。

それにしてもアメリカの生産性に関しては日本の数年先を行っているとつくづく感じ、このような本を書ける日本人はいないと思いました。