不況は成長のチャンス

新型コロナが及ぼす経済への影響が大きくなり、一段と不況が深刻化してきています。

稲盛和夫塾長は、過去の不況を乗り越えてこられた経験を基に【不況に備える心構え】を
1つの予防策と5つの対策にまとめられておられます。
https://www.kyocera.co.jp/inamori/special/prepare/

この度のコロナ危機は、想定外であったとしても、経営者は環境変化に対して常に先手先手で
手を打っておかなければならないと再認識しました。

また、稲盛塾長は、この心構えの冒頭に、不況に対する考え方について次のように述べられておられます。

[企業は不況を境に体質を強化し、次の飛躍に備えることで発展していくのです]

日々、ニュースは楽観的情報や悲観的情報が絶えず交差して届けられます。
得た情報に対して、環境がどのように変化するか、我々にどう影響を及ぼすのかの仮説を立てて
複数シナリオを考えた上で対策を打っていくことが重要です。
仮にその対策が失敗したとしても、早期ならば次の対策を打つ時間的な余裕もうまれます。
景気の良い時は差が付きにくい、むしろ不況の時ほど大きな差が付くのはこうした行動からなのでしょう。

今はコロナ危機により、非接触・非対面・スピードの面でデジタル変革が否応が無く求められていますが
成長へのチャンスとするのならば、デジタル化で既存業務の削減を図り、空けた時間でどのような創造的な仕事をするか!で全く違う結果になってくるのだろうと思っています。