2021年上期ヒット商品番付からの学び

2021年上期ヒット商品番付が日経MJで発表されました。

特徴を下記の三つのキーワードとして要約されている方がおられました。

①サステナブル商品
②イエナカ商品
③Z世代商品

“サステナブル商品”が東の横綱になったことは、人々が持続可能な社会・地球環境への意識が定着してきたことの表れでしょう。
今後の商品開発はサステナブルを起点に考えないと消費者から選ばれない時代になったようです。

次に“イエナカ商品”に関連した製品が多いのは、まだまだコロナ禍の真っただ中で外出を制限されているため、家中生活を充実したくなるのは当然です。
ただコロナ禍が落ち着いてきても以前と同じライフスタイルには戻らないと考えると、需要はもっと拡大するのではないでしょうか。

最後に“Z世代商品”とは概ね1990年代中盤から2000年代終盤までに生まれた世代のことのようですが、
現在20代となりソーシャルネイティブとしてSNSを通じ消費の火付け役になってきているとのことです。
一般消費財ビジネス(BtoC)だけの話だけではなく、企業間ビジネス(BtoB)においても
Z世代がビジネスの中心的な役割を担うようになるにつれて、更にビジネスが変化することは間違いありません。

羊羹で有名な「虎屋」は和菓子を作り続けて500年が経つそうです。
室町時代の京都で創業し、幾多の存亡の危機を変革と挑戦があったからこそ生き残れたとのこと。
「お客様の求めているモノは昨日とは違う」という前提で挑戦を続けることが大切だということを学びました。