SF近未来の映画を見て

映画「ブレードランナー2049」(2017年公開)を見ました。
この映画は「ブレードランナー」(1982年公開)の続編として作られています。

小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を原作にした内容で
地球環境が破壊し尽くされ、宇宙への移住が進んでいく混沌とした世界感を
SF映画でありながら繊細なデザインタッチで描いた映画でした。

遺伝子工学の進化によって発明された人造人間は、宇宙開拓の最前線で過酷な労働や戦闘に従事していたが、感情の芽生えとともに反旗を翻すようになる。
その人造人間を捕獲して処分するという役目を負ったのがブレードランナー。

改めて、「人間」とは何か?と考えさせられる哲学的な深い問いかけも
表現されていたように感じました。
また、初作品は約40年前になりますが、科学技術の間違った使い方によって起きる未来に
警告しているようにも思えました。

1日、1週間、1カ月での時間経過の中では大きな変化を感じるところは余りないかもしれませんが、
過去の10年、20年、30年の単位で見ると非常に大きい変化がわかります。
それぞれの節目、節目には何か大きな出来事が必ず起きています。

コロナ禍の真っ只中の今ですが、これだけ世界中を混乱させるパンデミックなだけに、
ここは極めて大きな転換点となる変革が進行中とみて間違いないでしょう。
それだけにいかに適応していくか、この映画を見て改めて考えさせられました。