リアル展示会に参加して想うこと

10月は、ものづくりワールドとメカトロテックジャパンの2つのリアル展示会に参加してきました。
緊急事態が解除されたこともあって予想以上の来場者であった印象です。
長い自粛からの解放感もあってか会場には活気があり、マスク越しでも嬉しそうな顔つきが覗えました。

いくつかのブースでお話をさせて頂きましたが、
「今、どうですか?」「先行きの見通しはどうですか」のような類の話が数多くでました。
新聞やWEBでの情報は知っていてもリアルな現場の状況は、私自身もそうですし、誰しもが聞きたくなるのは当然のことだろうと思います。

メカトロテックジャパン開催のイベントにおいて
日本工作機械工業会の稲葉会長(ファナック会長)が、下期の見通しは?の質問に対して下記の回答をされている

Q.「下期の見通しは?」

A.「市場動向に大きな変化はなく、力強さが続くと思う。その分、納期の長期化もしばらく続く。
半導体メーカーが積極的な投資をしており、来年春過ぎには供給状況が安定し始めると予測しているし、して欲しいと思う。板金や鋳物の供給は、半導体ほどは深刻にはならないだろう。
しかし、先読みが難しい時代なので、あくまでもすべて予測でしかない。」

つまり業界トップの方であっても先は予測できないので、
自分の頭で考えて行動するしかないということです。

最近、私が未来を考える上で知恵を拝借しているのが、
出口治明さん(ライフネット生命創業者)の2つの考え方です。

①タテ・ヨコで考える
②算数(数字)・ファクト・ロジックで考える

https://www.gentosha.jp/article/17093

久しぶりにリアルな展示会に参加して懐かしさを感じた半面、
コロナ前に戻ることは無いという前提で自ら考え行動することを再認識しました。